パヴォリア・レイネを主軸とするデッキは、違うホロメンと組み合わせてそれぞれの強みを活かして構築するのが特徴で、単体で構築されることはほぼありません。
ここでは、まずパヴォリア・レイネの主要カードを解説した後、現在大会でもよく使われている「3つの型」を主に紹介します。
それぞれ各デッキに違う強みがありますが、どのデッキもWGPで優勝できるほどのデッキパワーを持っているので、この記事を参考に自分に合った構築を是非探してみてください。

デッキ名 | 強み | 弱点 | プレイスタイル |
---|---|---|---|
こぼ型マリンレイネ | 高い捲り性能 | 序盤の火力が鬼門 | バランス型 |
AZKi型レイネゼータ | ダメージ無効化で高耐久 | サイコロ依存がある | 防御的 |
オリー型レイネイオフィ | リソース確保とエール加速 | 耐久力がやや低い | 攻撃的 |
「パヴォリア・レイネ」カード解説

ブルームエフェクト
Kanjeng
自分のエールデッキから、エール1枚を公開し、自分のホロメンに送る。そしてエールデッキをシャッフルする。
ブルームすれば、好きな色のエールを好きなホロメンに送れる。
このブルームエフェクトの使い勝手の良さが、どんなホロメンを出張させても親和性を高めることを可能にしている。
アーツ
[緑x1無色x3]孔雀の舞 100+[白+50]
自分のステージのエール1色につき、このアーツ+20。
ステージに6色のエールがあれば、特攻無しでも220打点を繰り出す事が可能。一見難しそうだが使ってみれば案外簡単にフルパワーにすることができる。

ブルームエフェクト
What AreYou Waiting For?
自分のデッキから、〈Tatang〉1枚を公開し、手札に加える。そしてデッキをシャッフルする。
ブルームすれば「Tatang」をサーチできるが、現在は制限カード。ただし1枚だろうがサーチできるに越したことはない。
アーツも優秀なので使い勝手の良いカード。

ブルームエフェクト
心を込めて歌って、踊ります。
自分のステージのエール1色につき、自分のホロメン1人のHP10回復。
レイネデッキでは、このブルームエフェクトで60回復もあり得るが、序盤の2~3色が多い。
アーツによる、アーカイブからのエール加速も中盤以降使う場面が多い。

コラボエフェクト
友達をHALUにさせる方法
自分のアーカイブのエール1枚を自分のホロメンに送れる。
HPが60なので通称「60レイネ」。
コラボのみで確定でエール加速できるので、レイネデッキ以外でもよく見かけるが、レイネ系各デッキでも1~2枚の採用が多い。

(デッキ内に1枚のみ)
◆〈パヴォリア・レイネ〉に付いていたら能力追加
このマスコットが付いているホロメンのHP+30。
アーツを+10して何故かHPが30も上がるカード。制限カードなので問答無用で1枚採用確定。
採用必須サポート
各デッキの採用必須サポートについては別の記事で解説しています。
採用必須サポートについてはこちらの記事で解説しています
こぼ型マリンレイネ
デッキパワー

デッキの強み
- SP推しスキルとライフ
-
ライフが6あり、SP推しスキルによりエールを5枚もアーカイブから持ってこれるので、捲り性能が高く後半のマリンが育ってからはめっぽう強い
- マリンが何役もこなす
-
マリンが様々なスキルを内蔵しており、バックで2ndまで育てれればレトロパソコン効果でアーカイブから好きなホロメンを回収できたり、50打点を飛ばせるので火力アップにも繋がる
- 2ndまでエール加速がなく、序盤のエールの配分が難しい
- すいちゃんデッキや凸待ちのようなバックホロメンを対象にできる効果に弱い
- 推しスキルが使えない
サンプルデッキ

主要カード

推しスキル
[ホロパワー:-1]レイン・シャーマニズム
[ターンに1回]自分の青ホロメンの能力でエールをアーカイブした時に使える:相手のホロメン1人に特殊ダメージ20を与える。
このデッキでは推しスキルを発動することはできない。
SP推しスキル
[ホロパワー:-3]雨乞い
[ゲームに1回]自分のアーカイブのエール1~5枚を、自分の#IDを持つホロメンに割り振って送る。
一気にエール5枚を割り振って加速できるとんでもスキル。
対象は[#ID]限定なのでマリンには送れないが、好きな色を選べる点も良く、終盤で一発逆転のスキルとして活躍する。

ブルームエフェクト
ゴシッククィーン
自分のアーカイブのホロメン1枚を手札に戻せる。その後、このホロメンに重なっているホロメンが3枚以上の時、相手のセンターホロメンかコラボホロメンに特殊ダメージ50を与える。
アーカイブの好きなホロメンを手札に戻す「レトロパソコン」と同じ効果をブルームするだけで使用する事が可能。
さらに下に3枚カードが重なっていれば、50打点と高いダメージを繰り出せるため、「石の斧」や「爆発の魔法」の代用にもなる。

ブルームエフェクト
宝鐘の海賊団
自分のデッキから、〈宝鐘マリン〉1枚を公開し、手札に加える。そしてデッキをシャッフルする。自分のブルームエフェクト「宝鐘の海賊団」はターンに1回しか使えない。
ブルームするだけで2ndをサーチ可能。
2ndのみならず、マリンであれば何でも持ってこれるので状況に応じて追加の1st、Debutもサーチが可能の万能圧縮要員。
その他の採用候補

自分のデッキの上から4枚を見る。その中から、#絵を持つホロメンを好きな枚数公開し、公開したホロメンを手札に加える。そして残ったカードを好きな順でデッキの下に戻す。
マリンの1stをいかに早く引けるかが勝負の分かれ目にもなるので、2枚採用も多く見られる。

このカードは、自分のエール1枚をアーカイブしなければ使えない。
自分のデッキから、Buzz以外の[1stホロメンか2ndホロメン]1枚を公開し、手札に加える。そしてデッキをシャッフルする。
エールコストが少し重たいが、マリン1stやレイネの2ndまで幅広いサーチが可能。
AZKi型レイネゼータ
デッキパワー

デッキの強み
- ライフ6+ダメージ無効化で超耐久
-
ライフが6あり、Buzzゼータのギフト効果によるダメージ無効化で耐久力は全デッキの中でもトップクラス。
- 2ndレイネのフルパワーアーツが出しやすい
-
耐久力が高いのでホロメンがステージに残りやすく、2ndレイネのフルパワーアーツを繰り出せるタイミングが他の型よりも多い。
- 2ndまでエール加速がなく、序盤のエールの配分が難しい
- 最後はサイコロ頼みになる場面がある
- 相手のセンター・コラボを2枚落とすことが難しい
- Buzzをサーチする手段がかなり少ない
サンプルデッキ

主要カード

推しスキル
[ホロパワー:-3]左手に地図
[ターンに1回]自分のホロメンの能力でサイコロを振る時に使える:サイコロの目の数1つを宣言し、次に出る目の数を宣言した目として扱う。
ホロパワー3消費と重ためでも、Buzzゼータのギフト効果を確定で発動させることが可能に。
SP推しスキル
[ホロパワー:-3]右手にマイク
[ゲームに1回]自分のアーカイブのエールを自分の緑ホロメン1人に好きな枚数送る。
アーカイブのエールを全て送る事ができ、エールのついていないレイネも一気にフルパワーにすることができる。

ギフト
V.7
[ターンに1回][コラボポジション限定]自分のホロメンが相手からダメージを受ける時、サイコロを1回振れる:奇数の時、そのダメージを受けない。
コラボにいるだけで好きなダメージを1/2で無効にできる。
BuzzでHPが高い点も良く、ゼータ自身も序盤から耐久力が高い。
その他の採用候補

コラボエフェクト
こぼを海に連れて!
自分のセンターホロメンが#IDを持つ時、サイコロを1回振れる:3以上の時、自分のエールデッキの上から1枚を、自分のホロメンに送る。
ピン刺しで序盤のエール不足を補える1枚。サイコロ頼みであるのが難点。

このカードは、自分のライフが3以下でなければ使えない。
自分のアーカイブのホロメン1枚を手札に戻す。
長期戦になるので採用必須の1枚。

このカードは、自分のエール1枚をアーカイブしなければ使えない。
自分のデッキから、Buzz以外の[1stホロメンか2ndホロメン]1枚を公開し、手札に加える。そしてデッキをシャッフルする。
SP推しスキルを使用した時に余ったエールを使える点が相性〇。
オリー型レイネイオフィ
デッキパワー

デッキの強み
- 推しホロメンのスキルによるリソース確保
-
オリーの推しスキルはアーカイブのホロメンを使ってブルームできるので、リソースが途切れる事がなく安定感が非常に高い。SP推しスキルも4枚ドロー+アーカイブからブルームという破格のアドバンテージを稼ぐスキルで、序盤から有利に対戦を進める事が可能に。
- イオフィのエール加速が強力
-
他の型と違い耐久力を犠牲にする代わりにエール加速が豊富で、序盤から高い火力を繰り出すことが可能。
- ライフが5で、ホロメンのHPも低めなのでアグロ対面に弱め
- SP推しスキルが不発した時が脆い
- Tatangが制限になったことで耐久力が落ちた
サンプルデッキ

主要カード

推しスキル
[ホロパワー:2消費]ゾンビ戦術
[ターンに1回]自分の#ID2期生を持つホロメン1人を、自分のアーカイブのホロメンを使ってBloomさせる。
レイネ2ndをアーカイブから持ってこれるのが強力。
[#ID2期生]のみ対応なので、イオフィには使えない点に注意。
SP推しスキル
[ホロパワー:2消費]蘇るオリー
[ゲームに1回]自分のデッキを4枚引いた後、手札2枚をアーカイブする。その後、自分のホロメン1人を、自分のアーカイブのホロメンを使ってBloomできる。
序盤のリソース確保が最大の強みで、ホロパワーが2枚溜まった時点で使う事がほとんど。

コラボエフェクト
AREA 15
自分のアーカイブのエール1枚ずつを、自分の#IDを持つホロメン1~3人に送れる。
1人に1枚ずつにはなるが、コラボすれば好きな色のエールを3枚も増やせるので、レイネ2ndのアーツと相性抜群。
自身のアーツも特攻無しで150打点と高め。

ブルームエフェクト
緑の光が広がる海
自分のエールデッキの上から1枚を、自分の〈アイラニ・イオフィフティーン〉以外の#IDを持つホロメンに送る。
ブルームするだけでエールを1枚増やせる万能エール加速要員。

コラボエフェクト
一緒にお絵かき!
自分のアーカイブの[白エールか緑エール]1枚を自分のセンターホロメンに送れる。
たまにしか使わないが、コラボエフェクトでエールを1枚持ってこれるので、バニラDebut(エクストラ付)よりもスタートデッキ産のこちらの方がステータスも変わらないためおすすめ。
その他の採用候補

自分のデッキの上から4枚を見る。その中から、#絵を持つホロメンを好きな枚数公開し、公開したホロメンを手札に加える。そして残ったカードを好きな順でデッキの下に戻す。
マリンレイネほど採用優先度は高くはないが、イオフィも[#絵]を持つので対応している。

相手のセンターホロメンかコラボホロメンに特殊ダメージ20を与える。ただし、ダウンしても相手のライフは減らない。自分の#魔法を持つイベントはターンに1回しか使えない。
エール加速やリソース確保が強い分、火力アップスキルがない為、「石の斧」と合わせて採用される。
レイネデッキまとめ
3つの型で活躍するレイネデッキは大型大会でも優勝するほど、全てがデッキパワーが高いのが特徴です。

WGPではマリンレイネにゼータを加えた欲張り構築も入賞しているところを見ると、まだまだ研究のし甲斐がありそうです。
どのデッキが一番強いかは個人にもよりけり、また環境デッキの分布にも左右されるので自分に合った構築を追い求める方にはピッタリなホロメンと言えるでしょう。
裁定まとめ

- 自分の#IDを持つホロメンが複数いる状態でhBP01-008〈こぼ・かなえる〉のSP推しスキル「雨乞い」の能力を使用する場合、1人のホロメンに対してだけ、複数のエールを送ることはできますか?
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はい、できます。
複数のホロメンがいる場合でも、1人のホロメンのみにエールを送ることができます。解説こぼ・かなえるのSP推しスキルは複数人である必要はなく、1人のみに5枚送る事も可能。
- hSD01-002〈AZKi〉のSP推しスキル「右手にマイク」はアーカイブにエールが無くても使用できますか?
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はい、使用できます。
解説アーカイブのエールを対象にするSP推しスキルは、エールがアーカイブになくても発動する事ができる。滅多にないが、どうしてもホロパワーをアーカイブに送りたいときは使える事を覚えておこう。
- hBP01-001〈天音かなた〉の推しスキル「ぎゅっぎゅっ」に対してhBP01-027〈ベスティア・ゼータ〉のギフト「V.7」を使用することはできますか?
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いいえ、使用できません。
ダメージを与える能力ではないため、hBP01-001〈天音かなた〉の推しスキル「ぎゅっぎゅっ」に対してhBP01-027〈ベスティア・ゼータ〉のギフト「V.7」を使用することはできません。解説Buzzゼータのギフト効果はダメージを与える効果を無効化するため、ダメージを変動させる能力に対しては発動できない。
- hBP01-055〈アイラニ・イオフィフティーン〉のコラボエフェクト「AREA 15」の「エール1枚ずつ」とは色1色につき、1枚ですか?
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いいえ、エールを送るホロメン1人につき、1枚ずつになります。
同じ色も選択することができます。解説2ndイオフィのコラボエフェクトは色の指定はないため、3枚とも同じエールを選択し、3人のホロメンに送る事が可能。