✅ トレカをプレイする上でシャッフルの練習は必須事項!
カードゲームを楽しむうえで欠かせない「シャッフル」。でも、「正しいやり方ってあるの?」「人のデッキってどう扱えばいいの?」と不安に思う初心者も多いのではないでしょうか?
この記事では、TCG初心者に向けて、カードやデッキを傷つけず、相手にも配慮できるシャッフルの基本を解説します。ホロカに限らずどのTCGタイトルでも共通して使える内容なので、これを読めば自信を持って対戦に臨めるようになりますよ!
・絶対に習得すべきシャッフル方法3選
・対戦する時に行うシャッフル方法
・対戦相手のデッキをカットする時のマナー
TCGにおいてシャッフルは不正防止のため必ず必要
シャッフルとは、カードの順番をランダムに入れ替える行為です。ゲーム性の公平さを保つだけでなく、対戦相手との信頼関係を築く意味でも大切なプロセスです。
特にTCGでは、お互いのデッキをシャッフルし合う文化があり、「どのようにシャッフルするか」「どんな言葉を添えるか」もマナーのひとつとされています。
まずは動画でチェック!
トレカプレイヤーで日本一有名な人と言っても過言ではない、トモハッピーさんも動画でシャッフルについて解説しています。
後半はネタに走っていますが前半は真面目に解説しているので、まずは分かりやすい動画から見てみましょう!
動画の前半に出てくる「リフルシャッフル」は絶対にしないでください!
某有名カード漫画の主人公も作中でこう言っています。
「ショット・ガン・シャッフルはカードを痛めるぜ!」

ホロカにおけるシャッフルのルール
まずデッキの持ち主がランダムになるようにしっかりとシャッフルし、その後に対戦相⼿が簡単にシャッフルします。シャッフルは相⼿に⾒える位置でていねいに⾏い、カードの表が⾒えないように気をつけましょう。
公式「基本フロアルール第3章」:ブシロード TCG基本フロアルール
公式ルールでは以上のことが記載されており、「相手の見える位置でカードの表が見えないように」と決められているだけで、特にシャッフルの方法については明記されていません。
「ランダムになるようにしっかりとシャッフル」がどの程度のものなのか、見ていきましょう。
初心者が覚えるべき基本のシャッフル3選
以下では、TCGをプレイするに当たり、必ず覚えるべきシャッフル方法を3つ紹介します。
1. ヒンドゥーシャッフル
まずはトレカをしたことがない人でも見たことのあるシャッフル、「ヒンドゥーシャッフル」です。
落とさないように平行に持ちましょう
およそ半分ぐらいですが特に決まりはありません
これも特に決まりはないので落とさないように気を付けましょう
回数は好きなだけどうぞ
回数に決まりはないですが、他のシャッフルと併用するのであまり多くはしなくてOK
特徴:
- 少量のカードを下から順に取っては上に重ねていく、最も一般的な方法
- ランダム性はやや低めだが、傷がつきにくく安全
ポイント:
- 初心者でも感覚的にできる
- どんなスリーブでも滑らかに動かせる
2. ファローシャッフル
最もカードが混ざりやすく、最もトレカプレイヤーっぽいシャッフルが「ファローシャッフル」です。
練習が必要ですが、大会に参加する方は必ず習得しましょう!
およそ半分ずつでOK
最初は机に置いてやりましょう
最初はゆっくり押し込みましょう
「力は弱めるけど落とさない」この塩梅が難しい
回数に決まりはないですが、4~8回程度がベター
特徴:
- デッキを2つに分け、カード同士を交互に差し込むように混ぜる方法
- 比較的均等に混ざりやすく、ランダム性が高い
ポイント:
- 強く差し込むとカードの角が折れる原因になるため、やさしく行う
- ハイエンドスリーブなら、滑りやすく混ぜやすい
- 上下のシャッフルはあまりできないので必ずヒンドゥーシャッフルと併用する
トレカで対戦する時に対戦相手のデッキをシャッフルする時があります。
その時にこの「ファローシャッフル」はスリーブを傷つける恐れがあるためなるべく行わないようにしましょう。
どうしてもする時は、「横入れしてもいいですか?」と一言確認をしましょう。
3. ディールシャッフル(パイルシャッフル)
この「ディールシャッフル」も混ざりやすいシャッフルで、「ファローシャッフル」と違い練習も必要ありません。
さらに、デッキの枚数を確認できるというメリットもあるので対戦ごとに1回行う事をおすすめします。
ただし、規則的に混ぜるので不正が可能なため、MTG(マジックザギャザリング)では公式ルールで”「ディールシャッフル」は1回まで”という決まりがあるぐらいなので、基本的に1回までが良いでしょう。
慣れるまでは左手でデッキを持ち、右手で1枚ずつ配っていきましょう
ホロカはメインデッキが50枚なので、5か10の山に分けると分かりやすいです
配った順番に重ねると不正が可能なのでランダムで重ねるのがおすすめ
元のデッキに戻ったら違う種類のシャッフルに移りましょう
特徴:
- 1枚ずつカードを複数の山に分けて並べ、その後まとめ直す方法
- 完全なランダムにはならないが、カードが均等にばらける
- 慣れてきたら両手でできるようになり、早くなる
ポイント:
- 7山や10山など、山の数を決めて規則的に並べる
- やり終えたら必ず別のシャッフルに移りましょう
初心者におすすめのシャッフル手順(ホロカの場合)
おすすめのメインデッキシャッフル手順
上に紹介した3つのシャッフルは、大会ではマナーのある一般的な方は必ず対戦前に全てのシャッフルを行っています。
ですが、慣れないうちは特に「ファローシャッフル」に不安があり、シャッフルするのに時間もかかると思うので対戦相手に一言「初心者です」と声をかけましょう。
ほとんどの場合は、多少時間がかかっても見守ってくれると思うので、ゆっくりカードを落とさないように以下の手順でメインデッキのシャッフルを行う事をおすすめします。
2分以内を目標に練習してみよう!
まずはヒンドゥーシャッフル数回
⇓
ディールシャッフル1回
⇓
ヒンドゥーシャッフル2~3回
⇓
ファローシャッフル4~6回
⇓
ヒンドゥーシャッフル数回
⇓
対戦相手にカットしてもらう
1分前後でできるぐらいに慣れてくれば、ファローシャッフルの回数を増やして全てのシャッフルをランダムに組み合わせて「早く、落とさないように正確に」行いましょう!
シャッフルの種類 | ランダム性 | 難易度 |
---|---|---|
ヒンドゥーシャッフル | △ | 油断は禁物 |
ファローシャッフル | ◎ | 難しい |
ディールシャッフル | ◯ | 安全 |
エールデッキのシャッフル手順

ホロカは他のTCGと違ってエールデッキとメインデッキが別れており、エールデッキはメインデッキとは構成が大きく異なります。
エールデッキは単色の場合、全て同じカードでシャッフルする必要はなくなるので単色の場合と、多色の場合両方見ていきましょう。
単色の場合
エールデッキが単色の場合は、全て同じカードなのでシャッフルする必要がありません。
(通常エールとスペシャルエールが混在していても同様)
ただし、対戦前のシャッフル時に対戦相手に「エール単色です」と必ず言いましょう。
お互いに単色デッキの場合はエールデッキのシャッフル時間を省けるので、少しでも対戦前の手間を減らすことができます。
多色の場合
逆に多色の場合は必ずメインデッキと同じ手順でシャッフルを行いましょう。
各シャッフルの回数はメインデッキシャッフル時より少なくて大丈夫ですが、枚数確認のためにディールシャッフルも入れた方が良いでしょう。
単色の場合
・シャッフルの必要なし
・必ず対戦相手に「エール単色です」と伝える
多色の場合
・必ずシャッフルを行う
・メインデッキと手順は同じで各シャッフルの回数は少なめ
対戦相手のデッキをシャッフル(カット)について
TCGではシャッフルしたデッキを、対戦相手が最後にチェックとしてシャッフルする“カット”という行為があります。
これは不正を防ぎつつ、お互いが安心してゲームを始められるようにするための文化的なプロセスです。
ホロカでも公式のルールにて、カットが義務付けられています。
<シャッフルの⼿順>
①デッキの持ち主によるシャッフル
ランダムになる(どこにどのカードがあるかがわからなくなる)ようにしっかりと⾏なってくださ
い。シャッフルができたら、相⼿にデッキを渡します。
②対戦相⼿によるシャッフル
受け取ったデッキを簡単にシャッフルして、デッキの持ち主に返します。受け取ったデッキが⼗分にランダムにできていないと感じた場合、デッキの持ち主にもう⼀度シャッフルしてもらってください。
公式「基本フロアルール第3章」:ブシロード TCG基本フロアルール
カットはできるだけシンプルに
カット時は対戦相手のカードに触るため、自分のデッキをシャッフルする時と違いシンプルに行うのがマナーです。
おすすめの方法はデッキの真ん中あたりでざっくり2つに分けて、上下を入れ替えるだけ。
カードに負担がかからず、短時間で済むため、初心者でも気軽に行えます。
カットするときのマナー
- 「カットお願いします」と一声かけてから相手にデッキを渡す
- なるべく安全なシャッフル方法で行う
- 混ぜた後は向きを乱さず、丁寧に返す
相手のカードは“借り物”の意識で扱うのが基本です。デッキの価値や思い入れを考え、心を込めた動作を心がけましょう。
まとめ:やさしさと丁寧さが何よりのシャッフル力!
カードゲームにおけるシャッフルは、ただのルーティンではありません。ゲームの準備であり、相手へのリスペクトの表れでもあります。
最初はぎこちなくても、やさしく・丁寧に・誠実に行えば、相手にもその気持ちは伝わります。この記事の内容を参考に、気持ちよく対戦をスタートできるシャッフルを心がけてくださいね!